顔のブツブツはニキビ？イボ？見分け方や治し方について

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顔のブツブツはニキビ？イボ？見分け方や治し方について

顔にできたブツブツの正体は一体何なのでしょうか？
成人しているのなら、大人ニキビ、白ニキビを疑う所ですが、イボという可能性も捨てきれません。

なかなか治らない大人ニキビだと思い、洗顔や保湿などのスキンケアをしっかり行っていた所、かえって症状が悪化する恐れがあります。
その場合は、イボである可能性が高いでしょう。
ニキビには2通りあります。
思春期にできる、皮脂過剰分泌のせいで発生するニキビ、そして大人になってから肌の乾燥によってできるニキビです。
肌が乾燥すると皮膚の角質が厚くなり、毛穴が塞がります。
そこに皮脂が溜まり、大人ニキビができるのです。

顔周りにできるブツブツは一般的にはニキビ、吹き出物と捉えがちです。
しかしイボは皮膚にできた突起物で、ニキビと間違えてしまうことも多いんですよ。
そんな似たようなニキビとイボ、どう違いがあるのでしょうか？

ニキビは大まかにどんなものをいうのか？

ニキビのことを良く知っていますか？
ニキビは毛穴で細菌が増殖し、皮脂をエサとして炎症を起こすことでできるものです。
ニキビはまず毛穴が詰まって初めて起こります。
毛穴が詰まると必然的にそこには古くなった角質や皮脂が溜まっていきます。
ニキビの原因とも言えるアクネ菌という、肌にいる常在菌は、そんな皮脂や角質が大好物なんですよ。
アクネ菌は皮脂をエサにして増殖、そして角栓へ変化させます。

毛穴に角栓ができると何故ニキビへと変わるのでしょうか？
それは紫外線、空気中にある酸素に触れると過酸化脂質というものに変わるからです。
つまり角質や皮脂が錆びた状態になり、その錆びたものが毛穴に詰まっているので、当然体は拒否反応を起こします。
そして毛穴は炎症を起こし、黄色い膿ができる、赤くなるなど症状が現れます。
このようなニキビを放っておくと、毛穴が破れ、膿が流れ出し、炎症が広まることで、皮膚の奥まで傷ついてしまいます。
するとニキビ跡といって、一生顔に跡が残る可能性もあります。
女性なら誰しもそんな跡を残したくないはずですよね。

ニキビケアはしっかり行いましょう。

イボはどんなものをいうのか？

ではニキビとは違い、イボはどのようなものを指すのでしょうか？
顔にできるイボは、ニキビとよく間違えられるものです。
見た目も同じようなものですし、しかし色はイボは皮膚の色をしています。
それだけは明らかに違う点だと言えるでしょう。

顔にできたイボも、全身にできるイボも、多くの場合はヒトパピローマウイルスが原因と言われます。
多くの種類があるウイルスで、およそ150種類は存在すると言われています。
顔などひっかき傷がある場合、そこからヒトパピローマウイルスが侵入し、顔にイボができる可能性も充分あるんですよ
またブツブツしているからといって顔のイボを触ってしまうと、さらにウイルスを広げることとなり、逆に顔全体にイボが増えてしまうことになります。

また、免疫力が下がるとウイルスに感染しやすくなり、顔にブツブツしたイボができます。
常に健康体を保っておく必要がありますね。
ヒトパピローマウイルスは人間の中にも存在するので、免疫力が下がると顔にイボを作ってしまうんですよ。
さらに紫外線の影響も侮れません。
顔の皮膚が弱くなり、ウイルス感染をより容易くさせてしまいます。
普段から紫外線対策はしっかり行うようにすると良いでしょう。

顔のイボをニキビと間違えてニキビ専用の治療クリームなどでケアしてしまう人もいるのですが、これでは治るどころかウイルスを顔全体に広げ、悪化させる恐れがあります。
ニキビの原因はアクネ菌が増殖するためであり、原因や処置も顔のイボとは全く異なります。
顔のイボとしてできやすい種類としては青年性扁平疣贅（せいねんせいへんぺいゆうぜい）というものが多いようです。
米粒より少し小さく、色は淡い茶色、皮膚の色と同様の色をしています。

およそ1週間から2週間で消えることが多く、しかし痒みを伴うので、刺激し続けるとウイルスが周囲に広がり顔イボの数を増やす原因となります。
また顔イボの代表として老人性疣贅（ろうじんせいゆうぜい）というものがあります。
こちらも顔にブツブツしたものができ、ニキビと間違えやすいのですが、年齢によりできるイボで、放置すると自然と大きくなってしまう顔のイボの1つです。
良性のものが殆どですが、イボが小さなうちから処置したほうが完治もしやすいので、早めにケアする必要があります。

ではニキビと顔にできるイボについて分かったところで、どのようなケアをしていけばニキビや顔のイボは改善するのでしょうか？

まずニキビについてですが、ニキビは清潔が第一です。
そしてダイエットによって足りない栄養素を補うためにも緑黄色野菜をしっかり摂り、バランスの取れた食事を心がけましょう。
さらにストレスを溜めない、スキンケアやコスメを刺激の少ないものに変えることも大切です。

また肌のターンオーバーが乱れている可能性もありますから、水分をしっかり肌に補いつつ、油分な適度に取り除く必要があります。
清潔第一と言っても、ニキビケアに洗顔のし過ぎは禁物です。
皮脂を余分に取り過ぎると肌が乾燥し、余計に皮脂を分泌させますから、ニキビには悪影響です。

またメイクでニキビを隠そうとすると毛穴詰まりを起こすので、ニキビ悪化の原因になります。
ニキビがどうしても気になるという場合は、肌に優しい化粧下地などでケアすると良いでしょう。

では顔にできたブツブツしたイボにはどのような対処が必要なのでしょうか？
まずは肌のターンオーバーを整えることが重要です。
しっかり睡眠を取り、熟睡できる環境作りを行いましょう。

また肌の保湿はしっかり行う必要もありますね。
化粧水を手で温めてからじっくり肌に浸透させることにより、肌への浸透率が高くなります。
時間をかけてゆっくりスキンケアを行いましょう。

またブツブツしたイボに有効なのは、ピーリングです。
今では薬局やドラッグストアでもピーリング剤は多く取り扱われていますから、週に1度のピーリングを習慣にしましょう。
毎日ピーリングすると肌に負担がかかりますから、週1回のペースで充分です。
ピーリングを行った後の肌はスキンケアアイテムの浸透もすこぶるよいので、入念な保湿を徹底しましょう。

顔のブツブツがニキビなのかイボなのか、素人判断で分からない場合は速やかに皮膚科へ行って、診察してもらいましょう。
ニキビ専用の薬も処方してもらうことができますし、イボであればイボ専用の服用薬をもらうこともできます。
自宅でも顔のブツブツしたニキビやイボをケアすることはできますから、まずは自分の顔にできたブツブツの正体を知ることから始めましょう。

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